生物物理
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光によるシナプス可塑性制御で明らかになった記憶固定化機構
後藤 明弘林 康紀
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2022 年 62 巻 4 号 p. 239-241

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抄録

記憶はまず海馬で形成された後,脳の他領域に移行する.この時シナプス長期増強現象(LTP)が起こると考えられるが,いつどこで起こるかは明らかではない.そこで光にてLTPを解除する手法を確立し,海馬では学習時にだけではなく,同日の睡眠中にも起こること,大脳皮質では次の日の睡眠中にLTPが起こることを示した.

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