神奈川県立博物館研究報告―人文科学―
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神奈川県庁所蔵四代目神奈川県庁舎実施設計図とその内容について
丹治 雄一
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2014 年 2014 巻 41 号 p. 59-78

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抄録

本稿は、四代目神奈川県庁舎(現神奈川県庁本庁舎)の建設に際して、神奈川県内務部神奈川県庁舎建築事務所が作成した実施設計図のうち、神奈川県庁が所蔵し神奈川県立歴史博物館が保管している現存図面二三○点の整理過程を紹介し、完成版目録を公開するとともに、これらの図面の記載内容について若干の考察を加えたものである。四代目県庁舎の実施設計は、一九二六(大正一五)年に実施された設計競技(コンペ)で一等当選した小尾嘉郎の案をもとに、鳥井信・桑原栄治の歴代神奈川県庁舎建築事務所所長と建築顧問佐野利器の指導のもと、意匠図は渡邊利雄と濱田義男、構造図は池部宗薫を中心に設計が進められた。現存する二三○点の図面群は、主要室をはじめとする各室の詳細な図面も現存する良質な資料群で、四代目神奈川県庁舎の建築を知る上で最も基本となる極めて重要な資料であることが確認された。

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