桐生大学紀要
Online ISSN : 2435-7049
Print ISSN : 2186-4748
表現活動を抑圧するための訴訟とその対策
スラップ訴訟の現状
松原  直樹
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研究報告書・技術報告書 オープンアクセス

2023 年 34 巻 p. 19-28

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抄録

情報発信及び情報伝達の方法が大きく変化してきている現代においても,権利救済の方法として訴訟は非常に有 効な手段であるが,本来の趣旨とは異なる訴訟の利用については,欧米そして日本においても,対策する必要のあ る課題である.本稿では,正当な表現活動を抑制するための訴訟の濫用について,日本の「スラップ訴訟」と言われ る訴訟の判例を検討し,さらに米国の反SLAPP法及び欧米のSLAPP対策の現状を踏まえ,これまでの議論と現在の 状況を考慮しながら,検討・考察するものである.

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© 2023 桐生大学・桐生大学短期大学部
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