抄録
大阪府水道水質検査外部精度管理事業は、本府環境水質課が公衆衛生研究所の協力を得て、府内の試験研究機関および水道事業所を対象に実施している。平成18 年度の対象項目として「陰イオン界面活性剤」を選んだ。分析法は固相抽出-高速液体クロマトグラフ法を用いた。評価は、各機関の検査結果の分布からZ スコアを求め、その絶対値が3 未満であるか、またその機関の検査における変動係数が±10%以内にあるかで判定した。同様に、陰イオン界面活性剤の5 構成成分についても評価を行った。外れた機関を対象に原因等について検討した結果、下記のような留意点が得られた。
1)検量線を作成する時は、各構成成分の総面積値を用いる。
2) 陰イオン界面活性剤の各構成成分のピーク面積値を求める際、コンピュータによる計算結果をそのまま検査結果とするのではなく、標準品と試料の波形処理が同一であるかを、クロマトグラムを見て判断し、異なっておれば同一にして検査結果を求める。