抄録
分子シャペロンであるαB-crystallinは細胞内の細胞骨格と相互作用する。細胞は細胞骨格の成分であるtubulinと微小管により周囲の機械的環境に反応する。微小管はダイナミックインスタビリティという性質を持ち、その構成成分のtubulin量は微小管と二量体とのバランスにより制御されている。αB-crystallinと細胞骨格の関係を明らかにするために、tubulinの変化とαB-crystallinとの関連性についてラットヒラメ筋抽出物とマウス由来C2C12筋芽細胞培養株を用いた実験を行った。分子シャペロンであるαB-crystallinは重力環境下においてtubulinと微小管を適正に保つための役割をしていると考えられる。