放送研究と調査
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なぜエンゲージメントが必要なのかEngaged Journalismの実践者たちの話を聞く 第2回
青木 紀美子
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2020 年 70 巻 7 号 p. 68-81

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抄録
市民とのエンゲージメントを柱とするEngaged Journalismの実践者たちのインタビュー連載2回目は、独自の試みで新たな道を切り開いてきたアメリカのエンゲージメントの先駆者ともいえるジャーナリスト3人の話を紹介する。市民から募った質問を出発点に取材する公共ラジオWBEZでの企画を成功させ、これを機にエンゲージメント支援のビジネスを起こしたHearkenの創始者、ジェニファー・ブランデル氏。町の停電をきっかけに人々の力を取材に取り入れることに目覚め、まずは市民の情報ニーズを把握することから始めようとしているオンラインメディアTHE CITYのエンゲージメント・ディレクター、テリー・パリス・ジュニア氏。記者のスキルを市民と共有することで、より民主的な情報のエコシステムを作ろうとする実験的な「市民ジャーナリズム・ラボ」City Bureauの創始者、ダリル・ホリデー氏である。3人3様に、これまでのジャーナリズムのありように疑問を抱き、その役割を見直し、市民と連携することで、目を向けられてこなかった、埋もれてきた視点や情報、アイデアを掬い上げ、社会に役立てる手法や枠組みを模索している。その軌跡や背景にある思いをそれぞれの言葉で語ってもらった。
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© 2020 NHK放送文化研究所
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