放送研究と調査
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語学学習への関心とメディアの利用
2021年度「語学学習でのメディア利用に関する調査」から①
宇治橋 祐之
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2022 年 72 巻 4 号 p. 14-37

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抄録
2021年に90周年を迎えたラジオ第2放送は語学番組が放送の中心で、Eテレの番組やウェブサイト、NHK出版発行のテキストと合わせて長く利用されてきた。しかし近年はYouTubeの語学学習動画や語学学習アプリなど、様々な教材が現れている。 NHK放送文化研究所(文研)は、制作局1U(教育・次世代)と共同で、メディア環境が変化する中での語学学習への関心とメディア利用、NHKの語学番組やウェブサイト、アプリ、テキストの利用について、調査会社のモニターによるインターネット調査とオンライングループインタビューを実施した。また同時期にNHKエデュケーショナルが運営する語学学習サイト「ゴガクル」と、語学番組テキストを発行するNHK出版の協力を得て、モニターを対象としたインターネット調査と同様な調査を、「ゴガクル」サイトからの回答および、語学番組テキストのとじこみハガキ又はQRコードから回答を依頼する形式で実施した。 本稿は2回に分けて行う報告の1回目として、語学学習への関心や、メディア利用の形態、メディアへの期待について、モニターによるインターネット調査とオンライングループインタビューの結果からみる。 語学学習に興味があると回答した人は全体で4割。「海外旅行・観光のため」「そのままの言葉を理解したい」「教養のため」という理由がどの世代でも多い。興味がないと回答した人は「日本語で十分」「海外の人と交流がない」が多い。 最近3年以内に語学学習をした人が利用した教材は「テキスト・参考書(紙教材・電子版)」「YouTubeの語学学習動画」「テレビの語学学習番組(含むインターネット)」「ラジオの語学学習番組(含むインターネット)」で多い。ただし若年層(15~39歳)で「語学学習系アプリ」、高齢層(65~79歳)で「ラジオの語学番組(含むインターネット)」がやや多く、年代差がみられた。 学習者が教材に求める要素は「無料または高い費用をかけずに始められる」「自分に合う」「継続できる」が上位で、開始と継続へのニーズが高い。 現在利用している教材の今後の利用意向はどのメディアでも高く、情報を入手して実際に使い始めると継続して利用する傾向がみられた。
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© 2022 NHK放送文化研究所
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