放送研究と調査
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72 巻, 4 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • 入江 さやか
    2022 年 72 巻 4 号 p. 2-12
    発行日: 2022/04/01
    公開日: 2022/05/27
    研究報告書・技術報告書 フリー
    2022年1月15日に南太平洋のトンガ諸島で発生した大規模な火山噴火の影響で、15日深夜から翌16日にかけて、日本の太平洋沿岸の広い範囲で潮位の変化が観測された。潮位の変化は鹿児島県奄美市小湊で最大1.2メートルに達した。この潮位変化は、地震による津波とは異なるメカニズムで発生したとみられるが、気象庁は防災上の観点から「津波警報・注意報」の枠組みを用いて緊急に情報を発信し安全確保を呼びかけた。本稿では、津波とは異なる未知の現象に対する気象庁の情報を、NHKと民間放送局(在京キー局)がどのように伝えたかを速報的にとりまとめる。
  • 2021年度「語学学習でのメディア利用に関する調査」から①
    宇治橋 祐之
    2022 年 72 巻 4 号 p. 14-37
    発行日: 2022/04/01
    公開日: 2022/05/27
    研究報告書・技術報告書 フリー
    2021年に90周年を迎えたラジオ第2放送は語学番組が放送の中心で、Eテレの番組やウェブサイト、NHK出版発行のテキストと合わせて長く利用されてきた。しかし近年はYouTubeの語学学習動画や語学学習アプリなど、様々な教材が現れている。 NHK放送文化研究所(文研)は、制作局1U(教育・次世代)と共同で、メディア環境が変化する中での語学学習への関心とメディア利用、NHKの語学番組やウェブサイト、アプリ、テキストの利用について、調査会社のモニターによるインターネット調査とオンライングループインタビューを実施した。また同時期にNHKエデュケーショナルが運営する語学学習サイト「ゴガクル」と、語学番組テキストを発行するNHK出版の協力を得て、モニターを対象としたインターネット調査と同様な調査を、「ゴガクル」サイトからの回答および、語学番組テキストのとじこみハガキ又はQRコードから回答を依頼する形式で実施した。 本稿は2回に分けて行う報告の1回目として、語学学習への関心や、メディア利用の形態、メディアへの期待について、モニターによるインターネット調査とオンライングループインタビューの結果からみる。 語学学習に興味があると回答した人は全体で4割。「海外旅行・観光のため」「そのままの言葉を理解したい」「教養のため」という理由がどの世代でも多い。興味がないと回答した人は「日本語で十分」「海外の人と交流がない」が多い。 最近3年以内に語学学習をした人が利用した教材は「テキスト・参考書(紙教材・電子版)」「YouTubeの語学学習動画」「テレビの語学学習番組(含むインターネット)」「ラジオの語学学習番組(含むインターネット)」で多い。ただし若年層(15~39歳)で「語学学習系アプリ」、高齢層(65~79歳)で「ラジオの語学番組(含むインターネット)」がやや多く、年代差がみられた。 学習者が教材に求める要素は「無料または高い費用をかけずに始められる」「自分に合う」「継続できる」が上位で、開始と継続へのニーズが高い。 現在利用している教材の今後の利用意向はどのメディアでも高く、情報を入手して実際に使い始めると継続して利用する傾向がみられた。
  • 放送原稿とソノシートで振り返る災害報道
    入江 さやか
    2022 年 72 巻 4 号 p. 38-51
    発行日: 2022/04/01
    公開日: 2022/05/27
    研究報告書・技術報告書 フリー
    前回の東京オリンピックが開催された昭和39(1964)年の6月16日、「新潟地震」が発生した。日本海側を代表する大都市を襲ったこの地震は、「現在まで続く災害報道の形態や内容を決定した」災害とされている。 日本の災害報道の歴史を調査する過程でNHK放送博物館に、NHK新潟放送局(以下、新潟局)の放送原稿(地震発生直後から2週間分)と安否放送の原稿やメモが保存されていることが確認できた。さらに、NHK放送文化研究所に、発災当日の新潟局のラジオ放送を録音したソノシートが保管されていることがわかった。約60年前の地方局の災害発生時の原稿と放送音源がセットで残っているのは極めて稀で、災害報道史上貴重な資料といえる。 新潟地震において、テレビが被災地の外に被害を伝え、ラジオが被災地向けにきめ細かな情報を伝えるという役割も明確になった。また、「屋上カメラ」は現在のロボットカメラの先駆をなすものであった。伊勢湾台風で始まった安否放送が、さらに大規模に展開されるなど、現在の災害時の放送の原型が形づくられたのが新潟地震であった。今回の資料によって、それらの放送の実態をより具体的に知ることができた。 本稿では、新潟地震の災害報道の実態を振り返るとともに、現在の災害報道とのつながりについても考察した。
  • 3月号「新型コロナ」報道研究・補遺
    高橋 浩一郎, 濱田 孝弘
    2022 年 72 巻 4 号 p. 52-55
    発行日: 2022/04/01
    公開日: 2022/05/27
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