2022 年 71 巻 1.2 号 p. 25-39
従来の液─液界面を有する混相流,非混和混相流では,混ざらない2液を流路内で合流させ,液─液界面をつくる.二相分離混合溶液は,温度/圧力変化で一相から二相へ相分離する特性を有し,回分式容器内では上層と下層に相分離する.この混合溶液を微小領域に送液しながら,相変化させると,動的液─液界面が創出され混相流が得られる.この流れを相分離混相流と呼ぶ.相分離混相流のひとつである微小流路内の環状流は興味深く,クロマトグラフィーや抽出,混合,反応場に応用された.ここでは,著者らの相分離混相流に関するこれまでの研究報告を,学術及び技術的視点から包括的に紹介する.