分析化学
Print ISSN : 0525-1931
X線マイクロアナライザー法の検出限界
鎌田 仁宇井 倬二浅田 栄一
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1964 年 13 巻 11 号 p. 1161-1165

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抄録

“検出限界は試料中の共存元素による吸収効果によって大きく影響をうけるものと思われるが,どうか”との質問に対し,“当然影響は大きい.式(p.1161)中のAすなわち検量線の傾斜に帰することができると思う”として演者から補足的な説明があった.
なおそのほか検出限界として,通常σの何倍くらいを目安としたらよいかという点で討論がなされた.
総括してこの講演は“検出限界に関する問題提起”という形でなされたものであり,これを基礎に今後のこの方面の研究が期待される.

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© The Japan Society for Analytical Chemistry
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