分析化学
Print ISSN : 0525-1931
アゾトメトリーとセファデックスG-10の併用による緩衝溶液中の硫酸ストレプトマイシンの分解に関する速度論的考察
田村 一雄酒井 久仁雄
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1974 年 23 巻 8 号 p. 889-892

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抄録
硫酸ストレプトマイシン水溶液の各種pHと温度における安定性を検討した結果,硫酸ストレプトマイシンは見かけの一次反応に従って分解することが明らかになった.なお,その速度定数はpHによって異なるが,pH4.0~5.0では比較的安定で,pH4.0,90℃ではその速度定数Kは1.58×10-2,pH5.0においては90℃で3.02×10-2,80℃では1.28×10-2,60℃では2.56×10-3であり,pH4.0~5.0,常温では250時間経過してもほとんど変化はなかった.
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© The Japan Society for Analytical Chemistry
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