マックスプランク量子光学研究所
東京大学大学院理学系研究科
2012 年 67 巻 8 号 p. 575-579
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反陽子ヘリウム原子に,二本の対向するレーザー光線を照射して反陽子の非線形な遷移をおこす二光子分光実験を行った.反陽子の仮想準位を実準位の近くに配置して遷移確率を上げ,共鳴線のドップラー幅を減少させて遷移周波数を(2.3-5)×10^<-9>の精度で測定した.量子電磁力学計算と比較することで反陽子・電子質量比を1836.152674(23)と決定した.反陽子と陽子の電荷と質量は7×10^<-10>の不確かさで一致した.
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