東京大学物性研究所
総合科学研究機構東海事業センター
高エネルギー加速器研究機構物質構造科学研究所
千葉大学大学院理学研究科
2012 年 67 巻 8 号 p. 571-575
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一般に,強磁性体の多くは金属伝導を示すのに対し,絶縁体の多くは反強磁性体である.しかしながら,キュリー温度180Kの強磁性金属であるクロムホランダイトK_2Cr_8O_<16>は,驚くことに,95Kで強磁性のまま絶縁体に転移する.これは初めて観測された強磁性金属-強磁性絶縁体転移である.X線結晶構造解析と密度汎関数理論に基づく電子構造計算により,この金属絶縁体転移がパイエルス機構で起こることを明らかにした.
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