日本物理学会誌
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地球環境解析のための宇宙からのトリガー
北川 浩之
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1998 年 53 巻 1 号 p. 6-12

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抄録
宇宙線の作用で生成される放射性同位体(例えば14Cや10Be)は地球環境システムの解析に有効なトレーサーである. 本稿では, 約35,000年前に宇宙線の強度の一時的な増加(超新星爆発による?)によって引き起こされた14Cと10Be濃度の異常増加に注目し, 地球環境が現在と大きく異なる最終氷期の地球規模炭素循環メカニズムを調べる地球環境システムの解析の概要を紹介する. この研究は宇宙線からのトリガーを使った地球規模実験の一例である.
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© 社団法人 日本物理学会
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