著者所属:高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所
2004 年 59 巻 1 号 p. 35-39
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Dsと呼ばれる中間子が新たに2つ発見された.チャームクォークとストレンジクォークから成る重い中間子で,量子色力学に基づいたポテンシャルモデルがこれまでに見つかっている4つの質量を比較的良く再現できたのに反して,今回は予想から大きくはずれたため大きな反響を呼んだ質量の精密測定とスピンパリティーの測定結果は,重い中間子を記述する量子色力学が持つ側面のうち、ポテンシャルモデルでは見落としていたカイラル対称性による効果と一致する.
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