日本物理学会誌
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QCDのもたらす質量の起源にせまる : ベクトル中間子をプローブとして(最近の研究から)
小沢 恭一郎延与 秀人
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2004 年 59 巻 3 号 p. 172-174

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抄録
クォークの有効質量の問題を解明するため,高エネルギー加速器研究機構の12Gev陽子加速器においてベクトル中間子の"核物質中"での質量測定を行った.実験は,97年よりデータ収集を開始し,98年に収集したデータにおいて中間子の原子核中での質量変化として解釈可能な質量分布の変化を観測した.さらに,2002年までに100倍の統計を収集し,その最新の結果に関しても併せて紹介する.
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© 社団法人 日本物理学会
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