日本物理学会誌
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重力崩壊と自己相似仮説(最近の研究から)
原田 知広
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2004 年 59 巻 3 号 p. 175-177

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抄録

自己相似解かより一般的な解の漸近的振舞あるいは中間的な遷移状態を記述することが,重力崩壊の動力学において最近明らかになってきた.本稿では自己相似解のこうした性質に焦点を当てなから,一般相対論における宇宙検閲仮説とニュートン重力における臨界現象についての最近の我々の研究を紹介する.

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