抄録
緑色ピーマン(未成熟果)の収穫用品種である「京鈴」を供試し,全期間赤色ピーマン(完熟果)を収穫するために最も適した主枝の仕立て法を明らかにした。
主枝の仕立て本数を慣行の4本から1本又は2本とすることで着果負担の軽減が可能であった。
主枝の仕立て本数と担果数は比例関係にあり,主枝の仕立て本数を変えることによって担果数を制御し,着果負担の程度を制御できることが示唆された。
収量性は,栽植密度2,222本/10aで2本仕立てが最も優れた。
整枝作業労力は4本仕立てに比べ2本仕立てでは増大するものの,慣行栽培である2色どり4本仕立てで栽培よりは少なく,2本仕立て栽培は現実的な栽培法であることが示された。
慣行の2色どり栽培では4本仕立てが最も収量性,省力性に優れたことから,2本仕立て栽培は全期間完熟果収穫栽培専用の仕立て法であることが示された。