抄録
「ナシ平塚16号」の成熟特性及び収穫期について検討した。
「ナシ平塚16号」の後期落果は9月初旬から始まり,地色2の果実の落果が最も多かった。落果の原因は過熟と考えられた。
後期落果は,ジクロルプロップ液剤2,000倍液の散布により防止できたが,腐敗とみつ症が増加することから実用性は低い。
収穫開始時期を決定する要因は地色の変化と落果であり,落果が始まる直前の8月末から9月初旬に着色良好な果実を収穫すると品質の良好な果実が得られる。
地色が4以上になるとみつ症発生の危険性があるため,地色4未満の果実を収穫することが望ましい。