千葉県農林総合研究センター研究報告
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スイカトンネル栽培における被覆肥料を用いた窒素減肥技術
森 孝夫川上 敬志松丸 恒夫
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2012 年 2012 巻 4 号 p. 17-25

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抄録
スイカのトンネル栽培において,肥効調節型被覆肥料を利用した窒素減肥技術について検討した.また,収穫後の土壌中残存窒素量から,環境への窒素負荷について言及した.1. 肥料の種類及び追肥の有無を組み合わせた50% 減肥栽培では,被覆肥料及び配合肥料のいずれも追肥無しで,標準施肥区と同等の収量が得られた.栽培終了時の土壌中硝酸態窒素量は,配合肥料と比べて被覆肥料で少ないことから,被覆肥料の利用が残存窒素の削減に有効であると考えられた.2. 被覆肥料を用いた全量基肥栽培において,窒素の減肥割合を検討した結果,収量及び品質は,70% 減肥ではやや劣る傾向がみられたが,50% 減肥と30%減肥は標準施肥と同等であった.また,跡地土壌中ベッド部の硝酸態窒素量は,標準施肥に対して,50% 減肥及び70% 減肥は明らかに少なかったが,30%減肥は標準施肥と同様に多かった.これらのことから,被覆肥料全量基肥栽培では,減肥割合を,標準施肥の50% 減とすることが適当であった.3. スイカ産地の圃場において,被覆肥料全量基肥50% 減肥栽培としても,慣行施肥栽培と同等の収量・品質が得られ,跡地土壌の残存窒素量が減少した.このことから,本窒素施肥法の有効性が実証できた.
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© 2012 千葉県農林総合研究センター
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