粗粒土のせん断強度と相関が高い物理特性を見出すことを目的に,生成由来および産地が異なる30種類の粗砂に対し物理試験および一面せん断試験を実施し,それぞれの相関性を調べた。破壊時のせん断抵抗角Φ,および残留時のせん断抵抗角Φrは,土粒子表面の凹凸度合いを表すFU値と立体的な形状の指標である扁平率c/bの影響が大きいことを確認し,それぞれの影響度合いについて評価した。また,変形係数Eとlogσ~Φの傾きIΦ,logσ~(dh/ds)f の傾きIdはFU 値と土粒子の圧裂強度の影響を受け,供試体の密度が小さくなると一面せん断強度特性に与える物理特性の影響も小さくなった。これらの結果に基づき,粗粒土のせん断強度特性に関する管理指標として凹凸係数FU 値を採用するのが適当であることを示した。