抄録
「千葉P114号」は,温暖地・暖地向けの収量,品質に優れる品種の育成を目標に,1998年に「郷の香」を母に,「関東96号」を父として人工交配を行い,その交雑後代から選抜・固定を行い育成した.主な特性については,以下の通りである.1.開花期は「ナカテユタカ」より2日程度遅いが,主茎着花性があり,成熟が早い品種のため,収穫期は「ナカテユタカ」より3日程度早い.2.収量性は「ナカテユタカ」並で,莢の外観品質が優れている.3.ショ糖含有率が高く,煎り莢加工した場合の食味評価は高い.4.分枝長がやや長いため,密植栽培には適さない.5.幼芽褐変症の発生は「ナカテユタカ」より少なく,種子の生産性が優れている.