Chem-Bio Informatics Journal
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ヘアピンDNAを利用した分子メモリのための分子反応の開発
瀧ノ上 正浩陶山 明
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2004 年 4 巻 3 号 p. 93-100

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抄録
DNA分子メモリはDNA分子とその分子反応を用いたメモリである。DNA分子は塩基配列にアドレス情報を持ったナノスケールのメモリ素子として利用され、その分子反応はメモリのアドレッシングとデータの書き込みに利用される。非常に多数あるDNA分子の反応はそれぞれが並列的に進行するので、DNA分子メモリは大容量なメモリ空間を持つことができ、無配線の超並列アドレッシングが可能である。一般に、メモリでは二つの安定な状態の一つをデータが書き込まれた状態、もう一つを書き込まれていない状態とするので、エネルギー的に双安定な構造とその状態間の遷移を実現する必要がある。我々はこのような双安定な状態間の遷移をヘアピンDNAを利用した分子反応で実現した。ここでは、DNA分子メモリを構築するためのDNA分子とその分子反応の開発について報告する。
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2004 Chem-Bio Informatics Society
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