循環制御
Print ISSN : 0389-1844
症例
腫瘍の授動操作を契機に高K 血症を呈した巨大口腔底癌の1 例
宮川 花菜 東島 潮副島 駿一ノ宮 大雅関野 元裕吉富 修西 秀昭原 哲也
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2026 年 47 巻 1 号 p. 16-19

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抄録
 腫瘍崩壊症候群(TLS, tumor lysis syndrome)は、化学療法の際に生じる高カリウム血症、急性腎不全、致死的不整脈、循環虚脱を惹き起こす病態として知られているが、術中にも発症し得る。巨大腫瘍、肝転移、LDH 高値等、TLSの危険因子を有する患者の麻酔管理においては、突然の循環変動、電解質異常、酸塩基平衡異常等に注意すべきである。今回、巨大口腔底癌の授動操作中に腫瘍細胞内のカリウムや代謝産物が血中に流入し、TLS に類似した病態から突然の循環変動と高カリウム血症を呈した症例を経験した。
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