循環制御
Print ISSN : 0389-1844
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特集:第46回日本循環制御医学会総会・学術集会シンポジウム「糖尿病性心筋症研究のフロンティア」
症例
  • 菓子野 里奈, 矢野 武志, 興梠 聡志, 内村 修二, 古澤 高廣, 越田 智広, 與那覇 哲, 山下 幸貴, 谷口 正彦, 恒吉 勇男
    原稿種別: 症例
    2026 年47 巻1 号 p. 12-15
    発行日: 2026年
    公開日: 2026/06/30
    ジャーナル フリー
     近年、周術期における過剰輸液の危険性が広く認識されている。過剰輸液を避けるには、個々の患者の状態に応じた適切な輸液管理が不可欠であり、信頼性の高い輸液指標の活用が推奨される。特に高齢者やハイリスク症例の術後では血行動態が変動しやすく、輸液方針の決定にはより慎重な判断が求められる。mini fluid challenge は、急速輸液による一時的な前負荷増大に対する心ポンプ機能の変化を、輸液反応性として直接的に評価する手法である。患者の動脈圧波形情報を解析する血行動態モニタによって、簡便に行うことが可能である。今回、mini fluid challenge を行い、従来の動的指標の適用が困難な状況下で術後輸液管理を行った2 症例を経験したので報告する。
  • 宮川 花菜, 東島 潮, 副島 駿, 一ノ宮 大雅, 関野 元裕, 吉富 修, 西 秀昭, 原 哲也
    原稿種別: 症例
    2026 年47 巻1 号 p. 16-19
    発行日: 2026年
    公開日: 2026/06/30
    ジャーナル フリー
     腫瘍崩壊症候群(TLS, tumor lysis syndrome)は、化学療法の際に生じる高カリウム血症、急性腎不全、致死的不整脈、循環虚脱を惹き起こす病態として知られているが、術中にも発症し得る。巨大腫瘍、肝転移、LDH 高値等、TLSの危険因子を有する患者の麻酔管理においては、突然の循環変動、電解質異常、酸塩基平衡異常等に注意すべきである。今回、巨大口腔底癌の授動操作中に腫瘍細胞内のカリウムや代謝産物が血中に流入し、TLS に類似した病態から突然の循環変動と高カリウム血症を呈した症例を経験した。
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