2024 年 20 巻 p. 90-101
専門学校学生のキャリア発達を促すには、専門的スキルを活かしながらコミュニケーションスキルを高めるような支援が求められる。本研究では地域小学校でダンス講師を務める教授体験プログラムへの参加プロセスを事例として他者との相互作用に着目し、共同体感覚、自己成長主導性、コミュニケーションスキルを指標に事前・事後調査を行った。その結果、3点の示唆を得た。1)共同体感覚の「自己受容」「貢献感」は、自己成長主導性を介してコミュニケーションスキルに影響を及ぼす、2)「自己受容」と自己成長主導性の関連が参加に至る心理的プロセスに影響する、3)プログラムへの参加は共同体感覚の「所属感・信頼感」に影響を及ぼす可能性が示唆された。