本研究では、大学・専門学校でのインターンシップ、職業臨地実習を統一的、連続的に捉えた上で、実習でのプロアクティブ行動を促す学校での諸経験がどのようなものであるかについて検討した。職業臨地実習を経験している144名、インターンシップを経験している101名を対象とし、実習経験内容、授業履修経験、正課外活動経験が実習でのプロアクティブ行動に及ぼす影響について、パス解析(多群同時分析)を適用した。分析の結果、両群ともに実習での経験内容のみならず、それ以外の要素として、事前準備やキャリアモデルについて学ぶ経験などが、実習でのプロアクティブ行動に対してポジティブな影響を与えていた。これらの結果を踏まえ、インターンシップ・職業臨地実習の効果を高めるための実践的示唆について議論した。