環境情報科学論文集
Vol.16(第16回環境研究発表会)
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日本におけるパーソナルコンピュータによる電力消費量の推計とその削減ポテンシャル
玄地 裕八木田 浩史
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p. 10

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抄録
IT化によりオフィスビル、家庭に多数導入されたパーソナルコンピュータ(PC)を取り上げ、わが国のPCによる1999年、2000年の消費電力量推計を行った。その結果、1999年のPCによる消費電力量は52億kWhとなり、これは日本の電力需要量の0.64%にあたると推定された。また、2000年のPCによる消費電力量は61億kWhとなり、これは日本の電力需要量の0.73%にあたると推定された。これらのうちオフィスの消費電力が75%を占めていた。2000年時点で、日中の待機設定と夜間の電源をオフにする電源管理により、約25.8億kWhの電力が削減可能であったと推測された。
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© {2002}(社)環境情報科学センター
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