環境情報科学論文集
Vol.16(第16回環境研究発表会)
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AHP法による作事と普請に着目した城郭の景観評価
—盛岡城天守閣の復元に対する検討—
佐々木 栄洋安藤 昭赤谷 隆一石田 謙介
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p. 48

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抄録
城郭の景観評価に際しては、首尾一貫性のないデータを扱わなければならない場合が多く、必ずしも客観的な評価が行われているとはいえない。また、天守閣の復元、堀·石垣の修復等、城郭の再利用にかかわる景観評価手法が現在のところ確立されているわけではない。そこで、本研究は、東北地方の近世城郭を対象に、AHP法を適用して城郭の景観評価の構造を明確にし、盛岡城天守閣復元後の城郭の景観評価を予測することを目的に行ったものである。その結果、作事と普請の重要度評価の割合を考慮した城郭の景観評価を予測することができた。
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© {2002}(社)環境情報科学センター
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