抄録
本論文では、3次元グラフィックスソフト(Discreet社 3ds Max)により作成した3次元街区モデルのフラクタル性について検討を行う。具体的には、3次元街区モデルに対して上から光を照射したときに生じる影を用いて陰影画像を作成する。次に、そのフラクタル次元を求めることによって、都市空間の構造との関連性について検討する。結果として、街区内における建物の配置や高さ、あるいはその形状とフラクタル次元との間に強い関連性のあることを明確にする。また、本方法は都市空間の構造の解析、あるいは、その形態の分類等の分野へ応用できる可能性のあることも明らかにする。