p. 201-206
社会の多様化に伴い、環境問題解決の前提として、「多様な立場や価値観への理解」が不可欠となってきている。このための手法として、香[ルプレイング」が注目されており、計画づくりのワークショップなど、一部で取り入れられ効果を上げている。今後は、これをより広く、また多様な形で推進するための知見集積が求められている。そこで本研究では、主に若年層を対象として実施されたワークショップを事例とし、その効果測定を試みた。その結果、このような手法が若年層の関心を惹きつけている一方で、ワークショップづくりのノウハウや人材不足などの課題があり、これをサポートすることが必要であることなどを明らかにした。