抄録
環境学習によって環境問題解決の行動を確実にするためには、単発的な学習プログラムに加え、その後のフォローアップが不可欠である。本研究では、みえ環境学習セミナーを事例として、PDCAサイクルを用いて人材育成プログラムの設計と評価を行なった。セミナー目標達成度を受講者への調査で評価し、フォローアップの取り組みへとつなげた。その結果、受講者の環境意識や行動の向上へとつながった。さらにフォローアップの機会を与えることで学習の継続性が担保され、受講者にさらなる環境意識や行動に変化が見られた。このような変化を促すためには、自らが指導者の立場に立つ、修得知識や技術が活用できる内容を取り入れた有効であった。