環境情報科学論文集
Vol.19(第19回環境研究発表会)
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鎌倉市に生息する外来種タイワンリスに対する住民と観光地来訪者の認識や印象に関する研究
葉山 嘉一吉田 博宣
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p. 175-180

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抄録

外来種タイワンリスが生息する鎌倉で住民と観光地来訪者にアンケート調査し、リスに対する認識と印象を明らかにした。調査対象者は、以前からリスが生息する長谷地区と最近分布が確認された大船地区の住民と、代表的観光地の大船観音、建長寺、瑞泉寺、銭洗い弁天、鶴岡八幡宮、長谷寺への来訪者とした。その結果、SD法調査による印象分析で、接触度合いの異なる3グループに被験者集団が区分され、リス被害の直接体験が影響することがわかった。また、日常で得る身近な情報は間接情報でも影響があることが推察された。観光地来訪者は正確な情報を持たないものが多く、被害を知っていてもリスを肯定的に捉えるものが多かった。

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© {2005}(社)環境情報科学センター
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