環境情報科学論文集
Vol.19(第19回環境研究発表会)
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屋外空間における温熱感指標と温熱感覚との関係について
林 恩美トーソン ソフィアリンドバーグ フレドリック本條 毅エリアソン インリヤード梅木 清
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p. 53-58

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抄録

本研究では、屋外空間における温熱感指標と温熱感覚との関係について検討するため、千葉県松戸市を対象地とし、異なる特徴を持つ2つの屋外空間(駅広場・公園)で微気象観測とアンケートを行い、観測した気象要因(気温・風速)が人々の温熱感覚に及ぼす影響を調べ、その違いを比較した。また、観測データから求めた温熱感指標SET*(Standard new Effective Temperature)をもって2つの屋外空間での温熱感覚の違いを分析した。その結果、駅広場と公園での温熱感はSET*の快適域とほぼ一致していたことがわかった。また、公園での快適感はSET*の快適域より広く、快適と感じる範囲が広いことも分かった。

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© {2005}(社)環境情報科学センター
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