環境情報科学論文集
Vol.21(第21回環境情報科学学術研究論文発表会)
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都市近郊住宅地における日常生活圏の予測に向けた基礎研究
中島 敏博
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p. 375-380

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抄録
様々な環境問題が叫ばれる中で,持続可能な都市に向けた計画立案は重要な懸案である。効率的な都市設計においては,福祉,医療や行政サービスの提供,土地利用誘導などを住民の日常行動に応じて設計することが有効と考えた。そこで本研究では,住民が日常よく使う範囲を日常生活圏として規定し,その実態を町丁目単位の5 地区を対象としてアンケート調査によって把握するとともに,より簡便に日常生活圏を予測するためのモデル作りを行うことを目的とした。住民の日常生活圏は1,800m以内の駅や商業施設の影響を受けて生活圏が形成されることが明らかになった。これらの成果をもとに,影響の強さから2 段階の予測モデルを作成し,住民の日常生活圏域の70%以上を予測することができた。
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© {2007}(社)環境情報科学センター
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