環境情報科学論文集
Vol.23(第23回環境情報科学学術研究論文発表会)
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害獣管理の経済分析に向けて
-最適化モデルによる生息地環境コントロール
木島 真志
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p. 125-130

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抄録
中山間地域においてさまざまな獣害被害をもたらす野生動物の管理には,多額の費用が発生することが多い。しかし,被害の可能性を念頭に生息地の植生を適切に管理することで,費用効率的に獣害被害を軽減できる可能性がある。本研究では,害獣の生息地植生状態を考慮した森林管理計画を探索できるシステムを提案する。このシステムは害獣の生息地適正評価(HSI)モデルと管理最適化モデルを統合したシステムである。ここでは,このアプローチをオレゴンハタネズミ(Creeping Vole:Microtus oregoni)の獣害管理に応用し,獣害被害を軽減するための適切な生息地管理計画の探索,およびトレードオフの分析を行った。
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© {2009}(社)環境情報科学センター
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