抄録
本研究では,兵庫県佐用町の13の協議会を対象に,協議会による地域自治の段階性について研究した。各協議会の地域自治の段階を,計画書に記載された事業と活動実態における実施事業から明らかとした。その結果,計画書に比べて活動実態では,地域自治の段階に協議会間で顕著な差がみられた。また,各協議会のセンター長へのヒアリング調査の結果,一律の組織設立に地域が適応できなかったことや,支援体制がうまく機能していなかったことなどにより,協議会間の差が生じた可能性が考えられ,各協議会が目指すべき方向性や,各段階に応じた支援のあり方について考察がなされた。