主催: 一般社団法人環境情報科学センター
p. 291-296
本研究は,住宅購入者の環境・消費志向に着目し,スマートハウスの選択行動の影響要因を明らかにすることを目的としている。分析データは,八王子・多摩地域の新築戸建分譲住宅の購入者を対象に実施したアンケート調査である。スマートハウスの構成要素である,太陽光発電,燃料電池,蓄電池,HEMS の設置状況からスマートハウスを定義し,二項ロジスティック回帰分析を用いた選択モデルによる分析を行った。その結果,スマートハウスは,共働き世帯,世帯規模が大きい世帯,日常的に環境行動実践する人に選択される傾向があることが明らかとなった。