主催: 一般社団法人環境情報科学センター
会議名: 2019年度 環境情報科学研究発表大会
回次: 33
開催地: 日本大学会館
開催日: 2019/11/27
p. 103-108
自動車の適正利用に滞る地方都市若年層への動機づけにおけるメディアの活用効果を明らかにするため,ポスターとビデオコンテンツにより同一の情報を提供し,情報提供方法の違いによる意識変化と情報の記憶率を比較した。実験の結果,ビデオコンテンツによる情報提供は,自動車利用を控える意識が低い被験者にとって,ポスターに比べ自動車利用を控える意識が高まりやすいことが分かった。また,クイズ等のインタラクティブ性を持たせた情報提供は,クイズに直接関連する情報を対象者に記憶させるには有効な手段であるが,同時に提供された他の情報は記憶に残りにくい傾向がある。ビデオコンテンツによる情報提供は,クイズに直接関連が低い情報についても対象者の記憶に残りやすいことも分かった。