環境情報科学論文集
Vol.34(2020年度 環境情報科学研究発表大会)
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研究論文
近世木曽川上流部における河川伝統技術に関する研究
弘化2(1845)年木曽川通国役普請絵図より
馬場 慎一
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p. 216-221

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抄録

近年の河川は,降雨量増大や樹林化により流下能力の低下が進んでいる。また,環境面から整備や管理において自然との共生が求められている。このため,治水の歴史を知り,先人の智恵に学ぶことが肝要である。木曽川上流部では,近世に国役普請が多数回行われ,現役の治水施設も多い。そこで,洪水普請絵図に基づき,河道特性と工事の設計思想を分析した。その結果,治水工法は礫床河川に用いられる石水制を主体として,沈枠などで洗掘防止を図っていたことが明らかになった。

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© 2020 (社)環境情報科学センター
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