主催: 一般社団法人環境情報科学センター
会議名: Vol.35(2021年度 環境情報科学研究発表大会)
回次: 35
開催地: オンライン
開催日: 2021/12/06 - 2021/12/12
p. 143-148
人口減少や家庭ごみの減量化に伴い,ごみ収集システムの見直しが求められている。本論文では,大阪市城北事業所のごみ収集車の走行経路をGIS に入力し,道路総延長と走行距離の相関関係を解析し,小地域を基礎単位とする収集エリアを設定し,家庭系ごみ収集にかかるCO2 排出量算出モデルを構築した。このモデルでは,工場位置や人口に応じて,2段階のエリアを設定し,走行距離を推定し,収集車の燃費を考慮したCO2 排出量を推定する。このモデルを用いて,焼却工場の数や位置,ごみ排出量原単位と人口を変化させたケーススタディを行い,2015 年人口・原単位のケースでは,収集車からのCO2 排出量は運搬時が8割,収集時が2割を占めることなどが分かった。