本研究では,旅行口コミサイト「tripadviser」に投稿された浜離宮恩賜庭園に対する日本語および英語の口コミに対するテキストマイニングを通して,日本人と外国人の訪問体験の共通点, 相違点,評価傾向を明らかにした。その結果,日本人は庭園内の植物や周辺都市に関する固有の名称の記述が多い一方で,外国人は庭園の感じ方に関する形容詞表現が豊かであった。共起関係の分析から,日本人と外国人ともに庭園ボランティアガイドを高く評価しているといった共通点,日本人は外国人観光客の多さが記憶に残り,外国人は日本人以上に当該庭園固有の歴史性に関心を有した可能性があるといった相違点が明らかとなった。