環境情報科学論文集
Vol.35(2021年度 環境情報科学研究発表大会)
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研究論文
介護予防体操の中期的効果に関する分析
~山口県山陽小野田市の事例から~
中村 洋福田 みのり宇野 直士
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p. 37-42

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抄録

山口県山陽小野田市で「いきいき百歳体操」に取り組む高齢者1,424 人の参加初回から3 年後にかけての体力測定結果や生活体力に関する回答について,初回と最大3 年後までの結果の違いや参加回数と介護給付費の相関を分析した。その結果,先行研究と同様に短期的な効果に加え,血圧やMFS(Motor Fitness Scale)の合計点など中期的な効果があることも分かった。3 年後にかけて介護度も改善しており,参加回数が多いほど,介護給付費や調剤費が減少することも分かった。 今後の課題として運動の継続性や性別による参加の違いを明らかにする研究が必要と考えられる。

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© 2021 (社)環境情報科学センター
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