環境情報科学論文集
Vol.35(2021年度 環境情報科学研究発表大会)
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研究論文
住民の理解向上に向けたため池ハザードマップの記載内容に関する研究
熊井 優松尾 薫武田 重昭加我 宏之
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p. 43-48

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抄録

本研究は,大阪府下の19 市町のため池ハザードマップの記載情報と表現方法からその記載内容について把握し,ため池災害についての住民への理解を促し,住民のため池ハザードマップの利用を促進するための課題を探った。その結果,ため池ハザードマップの記載内容は,ため池の基本情報,浸水想定マップ内の表記,災害や避難に関する情報,平常時の備えに関する情報に分類でき,各市町で記載内容に工夫がみられた。さらに,ため池災害時の対応と平常時の備えの観点からため池ハザードマップの現状の到達点と課題を考察した。

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© 2021 (社)環境情報科学センター
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