環境情報科学論文集
Vol.39(2025年度 環境情報科学研究発表大会)
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研究論文
舗装道路の路面間隙は海崖植物の代替ハビタットとなりうるか
*村上 健太郎*今野 紘希*平 泰成*池田 瞬也*吉田 創
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p. 71-76

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抄録
本研究は,北海道松前町の海岸沿い道路に形成される路面間隙において,海崖植物が生育し得る条件を検討した。58地点の植生調査と環境要因の計測,GLM解析の結果,海崖植物の成立には海崖からの距離(DC)と汀線からの距離(DS)が最も強く影響し,とくにDSの影響は顕著であった。一方,路面間隙が海岸に近い場合には,海崖から一定距離離れた地点でも海崖植物が成立することが示された。pHやEC,間隙幅・間隙深などの各要因も種により影響がみられた。以上より,路面間隙は海崖植物の代替的生育地として機能し得ることが明らかとなり,沿岸道路における保全的利用の可能性が示唆された。
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