本研究は、供試体表面仕上げ方法のキャッピング材料の種類、厚さとコンクリートの圧縮強度との関連性を平面度および圧力測定フィルムによる圧力分布の測定によって検証すること、キャッピング材料自体の強度と変形性状の関連性、およびその際のコンクリートの圧縮強度との関連性を平面度、変形性状および圧力測定フィルムによる圧力分布の測定によって検証することを目的とした。その結果、表面仕上げ方法の違いにより、平面度は、0.05%以上になるものもあり、圧縮強度は、平面度0.05%以下に比べ、小さくなる。キャッピング材料の強度とコンクリートの圧縮強度および変形性状は、キャッピング材料の種類によって相違が認められる。圧力測定フィルムによる圧力分布と圧縮強度の関連性についても明らかになった。