抄録
本研究は、コンクリート中にRFタグを埋設した場合の通信性能と、タグ埋設がコンクリートの物性に及ぼす影響に関して、実験的検討ならびに評価を行ったものである。その結果、タグ内部への水分滲入が通信性能低下の大きな要因であり、コンクリート中での長期防水性能を予め確認したタグを選定することが重要であることを明確にしている。さらに、寸法の異なるRFタグを円柱供試体内の種々の位置に埋設した圧縮強度試験を実施した。その結果、圧縮強度はRFタグの大きさや埋込位置の影響を受けるが、φ16mm以下のRFタグを用いて、円柱供試体の適切な位置に埋め込むと強度低下に影響を及ぼさないことを明確にした。