名古屋大学 大学院工学研究科
北海道大学 大学院工学研究科
2013 年 67 巻 1 号 p. 216-223
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
本研究は、硫酸溶液に浸漬したモルタルの物理化学的性質の経時変化を評価可能な解析手法を提案するものである。本解析手法では、硫酸による劣化を硫酸イオンの拡散および硫酸イオンと水和物との反応によってモデル化するとともに、pHを閾値としたエトリンガイトと二水セッコウの析出条件を導入した。また、実験値から回帰的にモルタル中の水和物量を求めることで、水和物量と析出物量に伴う固体体積の増減から空隙率を算出した。最終的に、空隙率の変化量を変数としたパラメトリック解析を行い、本解析手法の妥当性を検討した。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら