セメント・コンクリート論文集
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セメント硬化体・モルタルの物性
廃ガラスを利用したコンクリート二次製品の開発に関する基礎的研究
内田 美夏高田 龍一野中 資博佐藤 周之
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2013 年 67 巻 1 号 p. 224-230

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抄録

廃ガラスのコンクリート二次製品への応用を想定し、廃ガラスの反応性骨材としての特性について、混入率、粒度ならびに初期養生条件の観点から評価した。結果として、単一粒度の廃ガラスを一定量置換して比較した結果から、廃ガラスの粒度ペシマムが存在することを確認した。廃ガラスは、混入率が40%以上になると無害でない膨張反応を示し、混入率80%付近にペシマムが存在することが明らかとなった。初期養生条件のうち、蒸気養生ではASR抑制効果は見られなかったが、圧力養生ではASR抑制効果を発揮した。さらに、圧力養生は、蒸気養生に比べて圧縮強度等に与える影響が小さいが、養生時間が強度発現に影響を及ぼすことが明らかとなった。

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