2013 年 67 巻 1 号 p. 626-633
本研究では、従来のMPS(Moving Particle Semi-implicit)法をフレッシュコンクリートの流動解析に適用した際、圧力が大きく振動することで流動停止判定が不安定になる問題を改善することを目的とし、高精度化MPS法をフレッシュコンクリートの流動解析へ適用した。その結果、不自然な圧力振動を抑制できるとともに、安定的な流動停止判定が行えることを確認した。また、スランプ試験を対象に、導入した高精度化MPS法の結果と実測スランプおよびFEMの各結果との比較検討を行った。